【コラム】イランのヒジャブ、他人事ではない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.23 13:23
先月中旬に発生したこの事件によりイラン全域で1カ月にわたりデモが広がっている。幼い少女を含む女性たちは「女性、生命、自由」を叫んでヒジャブを燃やし公開で髪を切っている。髪のために女性を侮辱して殺したことに哀悼と連帯と抗議と憤怒を表現する意味という。考えてみればめちゃくちゃなことというほかない。それしきの髪がどれほど大事でそれを隠せとそれほどまでにがむしゃらになるのか。ヒジャブを使おうが使うまいが個人が選択すべきだ。
デモ関連の死亡者は200人を超えたが18歳未満が相当数という。若い女性が不当にくやしく公権力によって暴力的な死を迎えたとしても抗議と憤怒の規模と程度は意外に大きいというほかない。これはこれまでさまざまな分野で抑圧されてきたイラン女性たちの憤怒、特にもう少し自由な未来があることを望む若い女性たちの熱望があふれたものといえる。