【コラム】17年間の独占で…韓国高速鉄道、価格は高騰、競争力は後退
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.11 09:30
昨年、韓国鉄道公社(KORAIL、コレール)は2025年に開通予定の仁川(インチョン)発KTX(韓国高速鉄道)と水原(スウォン)発KTXに投入する高速列車2編成(16両)を発注した。予算は計822億ウォン(約83億7200万円)で、1両当たり51億ウォン強の価格を策定した。2016年の発注時と比べると、10億ウォンほど値上がりしている。
しかし、8月と9月、12月の3回にわたって行われた入札は、参加企業が1社もなく、すべて不発に終わった。国際競争入札で行われたが、物量があまりにも少ないため、当初外国企業は参加が難しかった。国内ではヒョンデ(現代自動車)グループの系列会社・現代ロテムが高速列車の製作が唯一可能だが、価格が低すぎるという理由で応札しなかったという。当時、現代ロテムは予定価格より20億ウォンも高い1両当たり71億ウォンを提示しているという。