韓国野党代表の「親日国防」に大統領室が反発…「党首会談の可能性低い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.10 07:56
韓国野党第一党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表の「親日国防」発言に、龍山(ヨンサン)大統領室が強く反発した。北朝鮮のミサイル挑発に対応して実施した韓日米の東海(トンヘ、日本名・日本海)合同訓練を「極端な親日国防」と批判した李代表の7日の発言をめぐり、大統領室参謀は週末、激昂した反応を見せた。
大統領室の関係者は9日、中央日報との電話で「北の相次ぐ武力挑発に対抗して韓日米が緊密な対応態勢を整える中で、大韓民国の野党代表がこれを親日行為と規定するのをみて驚いた」とし「李代表の発言に接した後『国が本当に危険だ』という考えになった」と述べた。別の参謀は「北が連日、挑発の程度を高めていくのを目撃していないのか」とし「李代表は本当に我々の国民の生命を守ることに関心はないのか」と批判した。
北朝鮮はこの日朝にも東海上に短距離弾道ミサイル(SRBM)2発を発射した。これに対し政府は金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長の主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、米国の戦略資産の展開を含む韓米連合訓練と韓日米安保協力をより一層強化していくことにした。