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正恩氏、今回はIRBMを発射…日本、北海道に一時避難令

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.04 11:31
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日本政府が北朝鮮で弾道ミサイルと推定される発射体が日本上空を通過すると、「Jアラート」(全国瞬時警報システム)を発令した。

NHKは4日、「同日午前7時29分、北朝鮮が発射したミサイルが日本列島を通過して太平洋に落下したとみられる」とし、「北海道・青森に避難を指示した」と明らかにした。

 
北朝鮮のミサイル発射でJアラートが発令されたのは2017年9月15日以降5年ぶりだ。日本政府はJアラートを通じて北海道と青森県を対象に「ミサイルが太平洋に(日本上空を)通過したとみられる」とし、建物の中、または地下に避難するよう呼びかけた。

Jアラートとは、国民保護に関する情報を人工衛星を通じて直ちに自治体に送ることをいう。

日本のフジテレビは政府関係者の話として「北朝鮮から発射された弾道ミサイルと推定される物体が大陸間弾道ミサイル(ICBM)である可能性が高い」とし「4000キロ以上の距離を飛行し太平洋に落下したものと推定した」と伝えた。

合同参謀本部によると、韓国軍は同日午前7時23分ごろ、北朝鮮慈江道武坪里(チャガンド・ムピョンリ)一帯から東に発射した中距離弾道ミサイル(IRBM)1発を捉えた。

同日、北朝鮮が発射したミサイルの飛行距離は4500キロ、頂点高度は970キロ、そして最高速度はマッハ17キロ(秒速約5.78キロ)と探知された。韓米情報当局はその他の細部諸元を分析中だ。

北朝鮮は今年初めにもIRBMの発射を皮切りに本格的な挑発に入った。北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本列島の上空を通過したのは、2017年8月29日のIRBM「火星12」以来5年1カ月ぶりのことだ。

IRBMは米国の分類基準上、射程3000~5500キロの弾道ミサイルだ。射程1000~2500キロの準中距離弾道ミサイル(MRBM)より射程距離が長く、5500キロ以上のICBMよりは短い。

北朝鮮は同日までのこの10日間で5回目の弾道ミサイルを発射し、2日に1回ずつミサイルを発射したことになった。

北朝鮮は短距離弾道ミサイル(SRBM)を先月25日平安北道泰川(ピョンアンプクト・テチョン)一帯から1発、28日平壌順安(ピョンヤン・スナン)一帯から2発、29日平安南道順天(ピョンアンナムド・スンチョン)一帯から2発、1日平壌順安一帯から2発ずつ東海(トンへ、日本名・日本海)上に発射した。

北朝鮮は今年に入って弾道ミサイルを21回、巡航ミサイルを2回発射した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府発足後、ミサイル発射だけで9回目だ。

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