「韓国スタートアップ企業は今、玉石選別ではなく生存ゲーム中」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.04 11:07
「韓国がアジア太平洋地域のスタートアップ・ハブとして跳躍しなければならない」ペンベンチャーズ(PEN Ventures)のソン・ミョンス代表は「資金不足に苦しんでいる韓国のスタートアップを助ける方法は市場規模を拡大するだけ」と述べた。2000年代初め、ITバブル崩壊のようにスタートアップ資金調達の浮き沈みは繰り返されてきたが、民間投資規模が十分でないため韓国国内のスタートアップは生存が問題だということだ。ソン代表は「世界的な流動性緊縮の中でも企業型ベンチャーキャピタル(CVC)や民間投資が活性化された海外市場は玉石選別の機会と見ている反面、韓国は生存を脅かされている」とし、「実力のあるスタートアップの生存のためにも市場規模を拡大する必要がある」と話した。
ソン代表はグローバル再保険会社のコリアンリーに15年間勤めた後、米国アクセラレーターのプラグ・アンド・プレイ(Plug and Play)の韓国代表を歴任し、米国シリコンバレーにペンベンチャーズを設立し、韓国企業のグローバル市場進出を支援している。ペンベンチャーズコリアは中小ベンチャー企業部と創業振興院の「ビッグ3革新分野(システム半導体、バイオヘルス、未来自動車)創業パッケージ」プログラムの投資誘致主管機関だ。ソウル市庁傘下のソウル産業振興院の「ソウル創業ハブM+」でグローバル進出ハブの公式パートナーも務めている。27日、ソウル汝矣島(ヨイド)国際金融センター(IFC)にあるペンベンチャーズ・コリアソウル事務所でソン代表に会い、韓国のスタートアップが進むべき方向を尋ねた。