米FRB、3回連続「ジャイアントステップ」…韓米金利が1カ月ぶり再逆転
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.22 07:39
米国連邦準備制度理事会(FRB)が21日(現地時間)、予想通り政策金利をまた0.75%引き上げた。FRBはこの日、連邦公開市場委員会(FOMC)定例会議後に出した声明で、政策金利を6月と7月に続いて0.75%引き上げると明らかにした。これを受け、政策金利は従来の2.25~2.50%から3.00~3.25%に引き上げられた。これは2008年1月以来14年ぶりの最高水準だ。FRBは3月の0.25%引き上げをはじめ、今年だけで5回も金利を引き上げた。1990年以来最も攻撃的な利上げという評価だ。
今回のジャイアントステップ(一度に政策金利0.75%引き上げ)は、13日の消費者物価(CPI)発表(8.3%)後から市場で予想されていた。6月に9.1%まで上がった物価上昇率が7月(8.5%)以降は低下するとみられたが、予想よりも深刻な水準という評価が出てきた。さらに8月の非農業部門雇用者数(31万5000人増)が市場の予想をやや上回り、失業率が3.7%と労働市場が良好である点も、FRBの決断の背景に挙げられる。FRBは今後も利上げを続ける見通しだ。
FOMC委員の政策金利見通しを表すドットチャートでは今年末の金利水準が4.4%と予想されている。これは6月の3.4%より引き上げられた数値だ。またドットチャートでは来年末の金利予測値が4.6%と、6月(3.8%)に比べ0.8%上方修正された。こうした攻撃的の利上げ見通しはインフレ予測と重なる。