【社説】為替相場1ドル=1400ウォン台秒読み、外国為替市場は大丈夫なのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.15 10:06
米国発の物価ショックに韓国の金融・外国為替市場が揺らいでいる。国際原油価格下落にもかかわらず、米国の消費者物価上昇率が予想より高いためだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が強力な通貨緊縮を継続するという見通しにより株価が下落した。もし物価が頂点を過ぎたならばこれまで息詰まるようだった金利引き上げ基調から抜け出し一息つけるという市場の一部の期待が崩れた。ウォン相場も17.30ウォンの下落となる1ドル=1390.90ウォンで取引を終えた。1400ウォン台入りが秒読みに入った。
来週米国が金利を0.75~1%上げる可能性が大きくなった。強いドルの傾向はさらに強くなり、韓国も金利引き上げの圧力をさらに強く受けることになった。だが1800兆ウォンを超える家計負債に押さえつけられている韓国は米国ほどに金利を上げにくい。ともすれば身の丈に合わないことをして痛い目に遭う状況になりかねない。