日本の“逆走行”通貨政策…「悪い円安」がブーメランに(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.14 07:49
「新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で物流コストが上昇したが、価額据え置きで頑張ってきた。だが、それももう限界だ」
千葉県で職員約30人の食品メーカーを運営している西村社長(仮名)は「年内には商品価格を引き上げるしかないようだ」と言ってため息を吐いた。同社の製品原材料の半分以上は輸入に頼っているため、円安になればそれだけ負担が重くなる。
24年ぶりの円安水準で1ドル=140円台まで進んだが、日本銀行は「円安」と低金利政策を手放す兆しがない。日銀の黒田東彦総裁の意地で安全資産という日本円の地位も危ない。