<Mr.ミリタリー>韓国K2戦車に「エクセレント」連発…対ポーランド「25兆ウォン輸出」の顛末(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.08 11:36
5月末に現代ロテム昌原(チャンウォン)試験場を訪れたポーランドのブワシュチャク国防相はK2黒豹戦車に乗って驚いた。K2戦車が試験場走行道路のでこぼこした路面を衝撃なく通過したからだ。ポーランドが購入しようとしたドイツ製レオパルト2A7戦車が障害物のある路面で上下に揺れたのとは対照的だった。防衛事業庁の関係者によると、ブワシュチャク国防相は「エクセレント」と言って感嘆の声を連発したという。
戦車の衝撃吸収能力は、機動中の射撃と2発目以降の射撃の命中率に大きな影響を及ぼす。K2戦車にはISU(In-arm Hydropneumatic Suspension Unit)という衝撃吸収装置があり、戦車が射撃する際に砲身を安定させるためデジタルで自動計算して補正する。この装置のおかげでK2戦車は機動中にも2キロ先の敵の戦車にほぼ正確に命中させることができる。また1発目の射撃後に砲身の揺れが少なく、すぐに次の射撃ができる。レオパルト戦車は違う。こうした装置がリーフスプリングの機械式であり、砲身の振動を補正するのが難しい。