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【コラム】大恐慌の危機防いだオバマ氏、尹錫悦政権の運命は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.05 09:33
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米国は2008年に2度目の大恐慌の地獄の門の前に立った。サブプライムローン問題と金融危機で経済はなすすべもなく自由落下していた。同年11月5日にバラク・オバマ上院議員が第44代大統領に当選した。メディアは「最悪の責務」が彼に与えられたと書いた。

ちょうど1カ月後、ワシントンにあるホワイトハウスの大統領首席補佐官室に12人の首席補佐官と元首席補佐官が集まった。健在の14人のうち2人だけ参加しなかった。6週間後に他人するジョージ・W・ブッシュ大統領のジョシュア・ボルトン首席補佐官が次期大統領首席補佐官に内定したラーム・エマニュエル氏のために招集した超党派的非公開会合だった。

 
34歳の若さでフォード大統領の首席補佐官を務めた副大統領のディック・チェイニー氏は「オバマ氏は選挙運動に力を入れわれわれをめちゃくちゃにした。だが彼はわれわれの大統領だ」と雰囲気をつかんだ。クリントン大統領の首席補佐官だったレオン・パネッタ氏は「大統領が聞きたくないことを常に話しなさい。他の人は聞きたがる言葉ばかり言うためだ」と話した。一行は対話を終えてオーバルオフィスに下りるとブッシュ大統領とあいさつして別れた。米国は危機の前でひとつになる国だった。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が直面する経済危機は14年前のオバマ政権発足前後の米国ぐらいに深刻だ。韓国経済は高物価・高金利・ドル高の「3高」に苦しめられている。物価は上がるのに景気は下降するスタグフレーションの懸念も出ている。8月末までの累積貿易赤字は過去最大となる247億ドルに膨れ上がった。

米国のインフレ抑制法により電気自動車を米国に輸出するヒョンデ(現代自動車)が直撃弾を受けた。米国は中国で半導体を生産する外国企業に先端半導体製造装備輸出を制限する案も検討している。中国での生産割合が高いサムスン電子とSKハイニックスが緊張している。米国は11月の中間選挙を控え他の国がどうなろうと自分だけ生きれば良いという形だ。韓国経済は百尺竿頭に立っている。

この渦中にも韓国の新旧政権は死生決断の戦いを行っている。検察は通常国会初日の1日、野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表を選挙法違反容疑で召喚通知した。民主党は金建希(キム・ゴンヒ)夫人一家に対する特検と国政調査で対抗する態勢だ。十種類を超える不正疑惑で検察・警察の捜査が迫ると議員職と代表職の座をつかみ党憲まで変え3重防弾体制を整えた李代表の民主党がまた別の無理な手を打とうとしている。「李在明」と「金建希」捜査は別個に、厳正に行われなければならない。

大統領候補だった李代表に選挙法違反で100万ウォン以上の罰金刑が確定されれば民主党は補填された434億ウォンの選挙資金を返還しなければならない。このためなりふりを構っていられないのだ。与野党の激突は双方が「戦争」と規定する状況に達した。政権与党である「国民の力」の内紛も佳境に入りつつある。新しい非常対策委員長を8日に選出すると発表すると、李俊錫(イ・ジュンソク)前代表は「発足後すぐに仮処分を申し立てる」と予告した。随所に火を付ける人だけがいて消す人はいない。政治も、民生も立つ場所がない。

すべてが一瞬にして崩れる恐れがある。いま新大統領就任後初めての通常国会が開かれている。全方向の経済・安全保障リスクに超党派的に備えるには与野党が内部戦争を中断すべきだ。パネッタ氏が注文した通り大統領が聞きたがらない言葉を言う勇気が必要だ。あらゆる「核心関係者」と違い私心がない金大棋(キム・デギ)大統領秘書室長が最も適任だ。彼が「対立を誘発する可能性がある一切の言動を避け統合と改革のメッセージを発信しなさい」と直言すべき。

オバマ氏は就任直後に欧州連合(EU)が緊縮を叫ぶ時に過去最大規模となる7870億ドルの緊急景気浮揚法案を取り出した。米国の資本主義の象徴であるゼネラルモーターズ(GM)が破産危機に陥ると株式の60%を政府が取得し国有化した。こうした果敢な勝負に出て議会の立法協力を受け欧州より先に金融危機から抜け出した。現在のように与野党がことあるごとに対立すれば大統領はなにも成し遂げられない。尹大統領がオバマ氏のように経済危機を克服するには政争を超越した指導者の地位を確保すべきだ。

危機に処したオバマ氏の分身だったエマニュエル氏は、「大統領は『良いか悪いか』で選ぶのではなく『悪いかもっと悪いか』で決めなければならない席」と話した。最悪を避ける現実的選択が避けられないという意味だ。華厳経は「同じ水でも牛が飲めば牛乳になり蛇が飲めば毒になる」と説いた。国の最高指導者らしく国民のため自分を下ろして冷徹に対処すれば現在の危機も祝福にできる。

人間はすべての面で不完全な存在だ。視覚機関も電磁気波のうち極めて一部分にすぎない可視光線を感知できるだけだ。ただ「見ることができる世界」だけ見るものだ。そのため自分と他の存在の直言と批判を謙虚に受け止めなければならない。民心の海と会って成功した大統領になる道だ。

李夏慶(イ・ハギョン)/主筆・副社長

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