【コラム】嫌悪文化=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.01 11:15
韓国社会に嫌悪文化が広まっている。ずっと以前は政治的嫌悪が氾濫して左派嫌悪と右派嫌悪が社会を二分し、地域嫌悪によって隣人との間に心理的乖離感を生み出した。ところで嫌悪は時間が経過して徐々に消えるのではなくむしろ拡張され、高齢者をトゥルタク虫(入れ歯をカチカチ鳴らす人々)、子どもの母親をマム虫と称して人を虫扱いする深刻な嫌悪文化が生まれた。最近では女性嫌悪、男性嫌悪、障がい者嫌悪まで進み、韓国社会が文化的末期に到達したのではないかという気さえする。
嫌悪文化はコロナウイルスのように伝染力が強くて、人間を怪物に仕立てる悲惨な結果を生むので必ず退治しなくてはならない。人種差別と似ていて、社会を分裂させて根拠のない敵がい心で人を傷つけることが増える。