韓国、来年予算639兆ウォン…13年ぶりに支出削減(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.31 07:05
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府が発足後初めて編成する来年の予算を639兆ウォン(約65兆円)に編成した。2010年以来13年ぶりの予算「緊縮」だ。対国内総生産(GDP)比国家債務比率も2026年までに50%台中盤で管理するという目標を立てた。30日、政府は閣議を開いてこのような内容の「2023年予算案」と「2022~2026年国家財政運用計画」を確定した。これによると、来年の総支出は今年の本予算に比べて5.2%増えた規模だ。しかし、今年の補正予算を通じて拡大した679兆5000億ウォンよりは40兆ウォン以上減った。新年の本予算支出規模が前年度の総支出額より減るのは13年ぶりのことだ。
来年の本予算の伸び率は、文在寅(ムン・ジェイン)政府の5年任期の年平均予算の伸び率(8.7%)に比べれば、3.5%ポイント低い。国の財政を示す管理財政収支の赤字は来年58兆2000億ウォン(GDP比2.6%)で、今年の予想値である110兆8000億ウォン(GDP比5.1%)より半分近く減少する。来年の国家債務の増加幅は4年ぶりに100兆ウォン割れとなる。
政府が財布の紐を引き締める理由としては、急増した国家債務が第一に挙げられる。文在寅政府で増えた国家債務は416兆ウォンで、以前の両政府〔李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)〕から増えた(351兆ウォン)よりも多い。対GDP比国家債務比率も2017年36.0%から今年末49.7%に大きく上がる。