在庫累積で生産減らす企業…「雇用氷河期」の前兆=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.26 11:08
業種別に差はある。韓銀経済統計局のイ・ビョンチャン国民貸借対照表(B/S)チーム長は「造船のような受注期間が長いところは為替レートなどの景気変動に対応しやすく、労働市場の影響も少ない」とし「半導体や化学のような業種は採算性が落ち、雇用が減る可能性がある」と述べた。また「雇用調整が台頭する業種の場合、短期的には採用を避けながら雇用を増やさない方向を選択し、物量が増える時期には超過勤務で対応する可能性が高い」とし「在庫が積もる状況になれば稼働率を下げて対応し、中長期的には人員削減を選択する企業が増えるだろう」と予想した。
実際、ポスコの場合、7月に「複合経済危機」として対応策を出しながらも、今年の採用計画は維持している。しかし今後も人員運用計画が持続するかどうかは疑問だ。パク・ジンウ常務は「在庫を積むところがなく、生産ラインの一部はすでに減産に入った」とし「現在のところ人員に関連して(経営計画に)変化はないが、モニタリングを続けていくしかない」と述べた。