【コラム】当分はドル高の流れ折る通貨はどこにもない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.24 09:49
世界経済の浮沈がドル高に反映されている。ドル相場が揺れ動くこと自体は新しい現象ではない。世界経済が急変する時はいつもドル需要が急増した。安全資産への退避現象だ。しかし今回は少し様相が異なる。富裕国の通貨、ユーロと円さえドルの前では秋風落葉だ。最近のドル高の現状の本質は何だろうか。
ノーベル経済学賞を受賞したニューヨーク市立大学のポール・クルーグマン教授はニューヨーク・タイムズで「ユーロ安は活力を失った欧州経済を反映している」と指摘した。欧州経済はいま最悪の危機に直面している。薄氷を歩く局面だ。コロナ禍の直撃弾を受け一昨年から成長率が急落した。今年に入りやや回復しそうだったが、ロシアのウクライナ侵攻の余波で再びぐらついている。そのバロメーターであり外部に現れた症状がドルに対するユーロ安だ。