【韓半島平和ウォッチ】尹政府「大胆な構想」、北朝鮮の「大胆な選択」引き出すには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.23 16:04
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が光復節(解放記念日)の祝辞で北朝鮮政策として提示した「大胆な構想」はこれまで保守政府が取ってきた立場に照らしてみても果敢で柔軟な提案だ。それでも北朝鮮が4日後に金与正(キム・ヨジョン)談話を通じて強い拒否の立場を明らかにしたところを見ると、北朝鮮の核保有意志には変化がなく追加の行動も懸念される。今後どのような戦略を取るかも察しがつく。こうした時ほど政府は冷静に対朝戦略を整えなければならない。
今回の提案はさらに厳しくなった韓半島(朝鮮半島)および領域内外の安保環境に合わせて新政府が過去の政府と差別化した対朝アプローチ法を通じて主導的に突破口を模索しようとする試みとみることができる。すでに米国バイデン政府は発足後、「細密に調整された実用的アプローチ法」を通じて外交的関与の努力を持続するという方針を打ち出した。今年5月の韓米首脳会談では南北協力に対する支持を表明し、北朝鮮が交渉に復帰するように促した。