【中央時評】韓米間に強化された拡大抑止があるべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.03 13:00
新政権を眺めていた北朝鮮がついに非難を始めた。それも最高指導者の極言でだ。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は7・27「戦勝節」の演説で「尹錫悦(ユン・ソクヨル)の妄言・醜態」を云々しながら、尹錫悦政権と軍隊は全滅するだろうと述べた。北朝鮮の最高指導者が韓国の最高指導者を名指しして非難するのは珍しい。険しい南北関係を予告する信号とみられる。
この場合、政府はタフな対北朝鮮政策に対する確信を持って強く対応することになるだろう。政府の外でもさまざまな主張が出ている。一部では核武装または米国の戦術核再配備の主張が出てくるだろう。こうした主張は政府の政策でも野党の政策でもなく、米国が同意することもないため、現実性が落ちる代案だ。一方では北朝鮮と対話を始めるために努力を尽くすべきという声も出てくるだろう。これも北朝鮮が応じないはずで、現実性がある代案ではない。