【社説】4カ月連続貿易赤字、輸出戦線に異常ないか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.02 09:29
貿易収支が4カ月連続で赤字を記録した。産業通商資源部によると、7月の輸出は1年前より9.4%増加した607億ドル、輸入は21.8%増えた653億7000万ドルと集計された。輸出は増えたが原油・ガス・石炭などのエネルギー価格が高止まりを続け、輸入はさらに大きく膨らんだ。貿易収支は46億7000万ドルの赤字だった。4月から赤字が続いている。4カ月連続の貿易赤字は世界的金融危機当時の2008年から14年ぶりだ。
1~7月の累積貿易赤字は150億2500万ドルで関連統計を作成し始めた1956年以降で最大だった。米国など主要国が金利を急激に引き上げ景気低迷が可視化しており、今後輸出が鈍化する可能性が大きい。1997年の通貨危機当時のように財政赤字と経常赤字が同時に現れる「双子の赤字」が懸念される。
対中貿易収支が1992年から30年ぶりに3カ月連続で赤字を出したのも目につく。新型コロナウイルスを防ぐため中国の大都市が封鎖されたせいではあるが中国は依然として韓国の最大貿易相手国という点で気になる部分だ。