漢江に釣り行き地雷爆発…韓国裁判所「北朝鮮の地雷でも韓国が賠償」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.31 13:22
釣りに行ったところ流されてきた北朝鮮軍の地雷が爆発して傷害を負った場合、国が損害賠償すべきという裁判所の判決が下された。30日の法曹界によると、ソウル中央地裁は70代の男性Aさんと配偶者、子どもが国を相手に起こした損害賠償請求訴訟で原告一部勝訴の判決を下した。
Aさんは2020年7月、金浦(キンポ)大橋北端付近で釣りを準備しながらいすを地面に置いていたところ、流されてきた地雷に触れ地雷が爆発した。この事故によりAさんは心臓損傷により胸に血がたまる血胸と血心嚢などの傷害を負った。
Aさんと家族は「この地雷は韓国軍が埋設した」とみて韓国政府を相手取り損害賠償を請求した。軍用爆発物が流失したことに対する責任を問うということだ。だが国立科学捜査院の鑑定の結果、Aさんが触れた地雷は北朝鮮で使っているPMN-1対人地雷であることがわかった。