中国と日本に送金された「不審な2兆ウォン」…韓国検察が捜査に乗り出す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.26 06:48
ウリィ銀行、新韓銀行、ハナ銀行など都市銀行から取引目的が不明な3兆ウォンに達する資金がほぼ同じ時期に中国や日本など海外に送金されており検察が捜査に乗り出した。莫大な資金を送金した会社は主に新生企業や中小企業のため、検察は輸出入代金を装った違法な外国為替営業の可能性を疑っている。
中央日報の取材を総合すると、金融監督院は今月初め、大検察庁(最高検)に「非正常な外国為替取引」の内訳を盛り込んだ捜査参考事項を提出した。大検察庁はこれをソウル中央地検国際犯罪捜査部に渡し捜査するようにした。ソウル中央地検は近く資金を送った企業の関係者を呼んで送金の意図などを確認する計画だ。
金融監督院が検察に提出した資料には、昨年下半期から今年上半期までの1年以内にウリィ銀行と新韓銀行から2兆ウォン余りが中国と日本に送金された内訳などが含まれている。韓国の中小企業5社がソウル市内のウリィ銀行支店を通じて8500億ウォン、また別の企業3社がソウルと京畿道(キョンギド)の新韓銀行2支点から1兆3000億ウォン規模を送金したという。