尹大統領、昭恵夫人に弔電…「尊敬を受ける政治家を失った遺族・国民に哀悼の意」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.09 10:02
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が8日、選挙演説中に銃撃を受けて死去した安倍晋三元首相の遺族の昭恵夫人に弔電を送った。尹大統領はこの日午後、「日本憲政史上最長期間を務めた首相であり、尊敬を受ける政治家を失った遺族と日本国民に哀悼と慰めの意を伝える」と述べた。続いて「安倍元首相を亡くならせた銃撃事件は許されない犯罪行為だ」とし、深い悲しみと衝撃を表したと、大統領室は伝えた。
韓悳洙(ハン・ドクス)首相も遺族に弔意を伝えた。この日午後、ソウル鍾路(チョンノ)保健所で新型コロナワクチンの4回目の接種を終えた後、記者らに対し「隣国の指導者が死去したというのは本当に残念だ」とし「北東アジアのために熱心に努力された方だった」と語った。その後しばらく言葉を続けられない姿もみられた。韓首相は「安倍元首相に個人的に会ったことがある」とし、2013年の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に安倍元首相と朴槿恵(パク・クネ)元大統領が出席した当時を回顧した。「安倍元首相はそこで韓日関係をいかなる形でも改善しようという意志を持っていた」とし「朴元大統領が基調演説する50分間は一番前の席に座り、演説と対談が終わるまで待って、朴元大統領と握手もして努力した姿が思い出される」と伝えた。