「R」の恐怖でウォン相場1310ウォン台に急落…インフレ上回るものがくる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.06 17:39
「R(リセッション、景気低迷)」の恐怖が外国為替市場を襲った。ウォン相場は一時1ドル=1310ウォン台に進入した。13年ぶりのウォン安水準だ。
6日のソウル外国為替市場でウォン相場は前日の1ドル=1300.30ウォンより8.20ウォンのウォン安ドル高となる1308.50ウォンで取引を開始した。取引開始とともにウォンは急速に値を下げ始め、1310ウォン水準も突破した。取引時間中には1311ウォンを記録したりもした。取引時間中にウォンが1ドル=1310ウォン台を記録したのは世界的金融危機の影響が続いていた2009年7月以降で初めてだ。この日ソウル外為市場でウォン相場は最終的に前営業日より6ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1306.30ウォンで取引を終えた。
インフレに続いて景気低迷が近づいているという見通しに外国為替市場が揺れている。有進(ユジン)投資証券のキム・ジナ研究員は、「インフレの累積が景気低迷を呼び起こしている。インフレにともなう消費心理の冷え込みと購買力低下、企業環境の厳しさなど全方向的な景気鈍化が確認されている」と診断した。