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【中央時評】中国・ロシア発の逆風に対処するには=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.06 10:37
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韓米首脳会談とNATO首脳会議を経ながら新政権の外交が姿を表わしている。強い北朝鮮への姿勢、同盟強化、米国主導の中国・ロシア牽制構図への参加、韓日関係の改善などが特徴だ。前政権と大きく異なる。

一方、新しい政策が自由、人権など価値に対する類例がない重視基調の中で推進されているのも特異だ。大統領は就任の辞で、自由を主要国政概念として提示し、これを守るための連帯と責任を説明した。韓米首脳会談でも両首脳は自由議論で意気投合した。NATO首脳会議でも同様の言及が続いた。新政権の外交を追求する理念的基礎であるため軽くみることはできない。

 
米国は韓国のこうしたアプローチに期待を精一杯高めた。新政権は米国のインド太平洋戦略に積極的に呼応した。韓米安保協力だけでなく韓米日協力も強化している。

米国はロシアのウクライナ侵攻後に反ロシア連帯を強化し、中国を牽制するのにも拍車をかけた。米国のさまざまな同盟を中ロ対抗連帯という名分の下にひとつにまとめようとした。韓国、日本など米国のアジア太平洋地域の同盟国がNATO会議に招かれたのはこうした脈絡だった。今回NATO会議は中国を新たな構造的挑戦と規定した。韓国はここに参加した。

もう世界の主要国は米国と中ロに分かれた対立構図を避けることができなくなった。韓国は米国の同盟であり価値を共有する国だ。韓国経済は米国など西側の技術と市場に連動されている。このような韓国に米国との共助は名分と実益の面で避けられない選択だ。

しかし韓国の避けられない選択は、避けられずロシア、中国、北朝鮮の強い反作用を呼び起こす。すでに北朝鮮は挑発を加速化しており、韓国とロシアの関係は最低点だ。問題は中国が示す対応だ。中国はこの30年間で韓国を味方に引き入れるのに大きな成果を上げたと考えるため、新政権の明確な対米傾斜がこれまでの成果を無にしかねないと考えるだろう。中国発で大きな逆風が予想される。

それなら韓国の前にある課題は米国との共助をどの線まで推し進めるのか、これに伴う中国、ロシア、北朝鮮発の逆風にどのように対処するのかだろう。対処案のひとつは事案ごとに適切な政策を選択して関係を作り上げることだ。もうひとつは米中、米ロ、南北米関係を考慮して韓国が立つ座標と出て行く方向の概要を定めておき、これを基準点として具体事案に対応する方法だ。

過去の政権の対処は前者だった。そうしたため相手の注文により米中の間で右往左往する印象を与えた。相手は韓国には圧力をかけえればついてくるという認識を持つようになった。ところが新政権は米中・米ロ関係が最悪で北朝鮮の核脅威も最高度という状況で最も強力な親米路線を指向している。従来のような事案別アプローチをする場合、その逆風はいつになく深刻だろう。

だからこの際後者のアプローチを考慮する必要がある。米国とさらに共助するが、中国、ロシアとそれほど遠くない座標と指向点を定めて一貫した歩みをすることだ。そうすれば米国、中国、ロシアは韓国に対する期待値を調整するだろう。米国は韓国がどのラインまで共助に応じるのかをわかることになるだろう。中ロは韓国があるライン以上に自身を遠ざけはしないだろうという予測をするだろう。韓国の政策に一貫性、一体性、予測可能性、持続可能性ができるだろう。関係はより安定するだろう。

関連して韓国政府の積極的な価値指向的レトリックに関しても考えてみる点がある。もちろん韓国の政治経済発展経験や国際的地位を考慮すると、韓国はいまよりさらに価値指向的な外交をすべきだ。しかしどの程度で価値を追求するのかに対しては真摯な検討が必要だ。

まず国内政治的な現実がある。おおむね韓国内の世論はそれほど価値指向的でない。世論が実利を捨てて価値を支持し続けるのか不確実だ。また、国際政治の現実上、韓国のような国が過度に価値外交を前に出す場合、政策が実用性を失う素地もある。

万一、価値言及に行動が満たなければ信頼の問題が生じる。すでに政府の一部で中国に対しては価値を妥協するような言及が出ている。このようになれば米国は韓国の価値外交に疑問を持つだろう。別の事例はウクライナに対する兵器支援の有無だ。政府は慎重な印象だが、これまで韓国の価値言及を聞いてきた西側国はいぶかしがるだろう。

したがって価値指向的なレトリックと行動の間のギャップを減らさなければならない。レトリックの水準を下げるか行動の水準を高めるかの対処が必要に思える。

要するに韓国が米国と協調して価値指向的に動くのは望ましい。しかしすべてが過ぎたるは及ばざるがごとしだ。米中・米ロの間で基準点を探し新しいバランスを取るリバランシングをし、価値言及と行動を近接させ、政策の一貫性と信頼を高めた方が良い。それでこそ外交的な身動きの空間ができる。いまのように陣営対立が激しい時期にはさらにそうだ。

魏聖洛(ウィ・ソンラク)/元韓半島平和交渉本部長、リセットコリア外交安保分科長

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