韓国、経済危機級のインフレが目前に…IMF以降初となる6%台の物価上昇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.05 14:06
韓国の6月消費者物価上昇率が6%台に乗った。通貨危機以降で最も高い上昇率だ。ガソリン価格や食料品価格が高騰を続け、サービス価格も物価を押し上げている。物価上昇圧力は下半期も続く。24年前のように相当期間、高物価が持続するだろうという見通しもある。
5日、統計庁発表によると、先月の消費者物価指数は108.22(2020年=100)で前年同月比6.0%上昇した。国際通貨基金(IMF)通貨危機が襲った1998年11月(6.8%)以降、ひと月の物価が6%台に上昇したのは今回が初めてだ。当時為替レートが急騰して原材料などの輸入費用が高まった時だ。最近の状況も似ている。対ドルのウォン相場が1300ウォンに迫る中で、ロシア・ウクライナ戦争によって国際原油価格まで高騰する負担要因が加わっている。