「岸田首相が尹大統領との対話拒否したのは機会失ったもの」日本の専門家も苦言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.28 16:40
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を契機に推進された韓日首脳会談の実現が失敗に終わった中、日本国内で岸田文雄首相に対する批判的な声が出てきた。香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは27日、東京発の記事で「岸田首相が日本国内の政治的日程を考慮して尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国大統領との韓日首脳会談を断ったのは『機会を失ったもの』」という専門家らの懸念を伝えた。中国、ロシア、北朝鮮など域内安全保障リスクが大きくなる中で国内政治日程を考慮したことは「近視眼的」という評価だ。
テンプル大学日本校のロバート・デュジャリック教授(現代アジア研究所共同所長)は、「韓国は(日本に)常に厳しいパートナーになり、これは仕方がない。だがこれ(会談拒否)は日本のひどい近視眼的な例」と話した。「これは東京がより広い地政学的な絵で韓国の重要性についてほとんど理解できずにいることを示唆する」としながらだ。
彼は「同様の安全保障の懸念がある隣国との交流を拒否するのは日本の指導部の『失敗』に相当する」とし、「日本は米国が指示する場合にだけ(両国協力に関し)何かをするという見方が大きくなっているが、これは自ら考えることができないということを意味し、(これによって)機会を逃す非常に不幸なことが起きた」と話した。