韓国、インフレに対応できない…懸念が現実化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.28 10:26
年間売上高300億ウォン(約31億円)規模の照明製造会社を運営するイさん(47)は最近、新規営業をほとんどしない。コストが昨年より60%ほど上がり、製品を作って納品するほどマイナスになるからだ。イさんは「原材料価格の上昇分ほど納品価格を上げることができず、受注するほど損失が増える構造」とし「原材料価格の上昇が長期間続くと予想され、下半期には工場の規模自体を縮小しようと考えている」と話した。
物価の上昇が景気沈滞を招く雰囲気だ。全国の企業の4割は今年は原材料価格が昨年より20%以上も上昇したと明らかにした。物価上昇に対応するため雇用調整や新規投資の縮小を検討しているという企業も2割を超えた。スタグフレーション(景気悪化+物価上昇)懸念が現実化している。