尹大統領、NATO会議で岸田首相と少なくとも3回会う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.23 07:08
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が就任後初めての海外歴訪で、29~30日にスペイン・マドリードで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する。これを契機に韓日米首脳会談の開催も検討されている。金建希(キム・ゴンヒ)夫人も同行し、NATO首脳会議の配偶者セッションに出席する可能性が高い。
金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長は22日、龍山(ヨンサン)大統領室ブリーフィングで「尹大統領がNATO首脳会議に韓国大統領としては初めて出席する予定」と述べた。NATO首脳会議に出席する意義に関連し、金室長は「NATO同盟30カ国およびパートナー国家と自由民主主義を基盤に置いた価値連帯を強化していく」としながら「北朝鮮の核問題に関連した韓国政府の立場を詳細に説明し、出席国の広範囲な支持を確保することができるだろう」と説明した。
NATO首脳会議を契機に尹大統領と米国のジョー・バイデン大統領、岸田文雄首相間の韓日米首脳会談開催の可能性も肯定的に検討されている。大統領室関係者は「韓米日首脳会談の開催の有無に関連し、まだ公式に意見が行き来しているものはない」としつつも「開催の可能性は開いている」と述べた。3国首脳が会うことになれば、これは文在寅(ムン・ジェイン)政府初期の2017年9月に国連総会の際に会って以来、4年9カ月ぶりとなる。3国首脳会談の議題について大統領室関係者は「韓米日安保協力の唯一のターゲットは北朝鮮、北核問題になるほかない」とし「最近第7次核実験の可能性を懸念している状況であることから、ここに焦点を置くだろう」と話した。