【コラム】危機の韓日、保守が進歩を包容して国益を広げていくべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.07 10:44
どん底に陥っていた韓日関係の車輪が回り始めた。4月24日、韓日政策協議団の鄭鎭碩(チョン・ジンソク)団長が関係改善を希望する尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の親書を持って訪日した。両国の懸案を迅速に解決しようという岸田首相の肯定的回答が先月10日に大統領就任式に出席した林外相を通じて伝えられた。翌日には祝賀使節として訪韓した日韓議員連盟役員団が金振杓(キム・ジンピョ)会長など韓日議員連盟役員団と合同懇談会を開いて両国議会次元の協力について話し合った。
このような政治家の動向はメディアを通じて詳しく伝えられた。両国政治家の言葉の核心は終始一貫している。自国の利益だ。さらに踏み込んで、彼らは両国の共同利益のために関係改善が切実だと主張する。政治家の言葉に活気を吹き込んだのは論文やコラムを通じて発表される政策談論だ。そこには終始一貫したパターンがある。韓日関係を破局直前まで推し進めた文在寅(ムン・ジェイン)政府の実情を批判し、国益論に基づいた関係改善を注文する。