中露の拒否権行使がかえって弾みつけることに…韓日米、「北朝鮮独自制裁」の可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.03 06:52
韓日米3国が尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府スタート後、さらに緊密になった協力の雰囲気を「対朝制裁共助」にも続けていく雰囲気だ。国連安全保障理事会の追加制裁を阻止した中国とロシアの拒否権行使に対抗し、韓日米3国がいかなる形でも北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射に「ムチ」を与えなければならないという共感が形成されながらだ。3日、韓日米による北核首席代表協議では、北朝鮮を圧迫するための具体的な独自制裁方案に対する議論が行われる見通しだ。
外交消息筋は2日、「中露の拒否権行使が明らかに予想される状況でも安保理で米国主導による追加制裁を推進したのは、北朝鮮のICBM発射が『問題行為』である点を喚起するパフォーマンスの性格が強かった」とし「安保理で失敗した実質的な対朝圧迫は、米国と同盟国の独自制裁を通じて行われる予定で、今回の韓日米による北核首席代表協議はこのための具体的議論の出発点」と説明した。