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「コイン4800万ウォンで買収された韓国軍将校、北首脳部除去作戦計画も渡した」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.27 09:09
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数千万ウォン分のビットコインで買収されて北朝鮮工作員の指令を受け、軍の核心ネットワークをハッキングしようとした容疑で逮捕された現役将校がすでに北側に渡した機密には、北朝鮮首脳部除去作戦部隊の作戦計画も含まれていたことが分かった。

国会国防委員会の姜大植(カン・デシク)議員に国防部が26日に提出した陸軍大尉A(29)の起訴状によると、A大尉は今年2月初め、所属旅団の地域隊作戦計画を携帯電話で撮影し、民間人の知人から紹介された北朝鮮工作員に伝送した。

 
A大尉は特戦司令部の中でも北朝鮮首脳部除去作戦、俗称「斬首作戦」を遂行する特殊部隊所属として検挙前まで勤務した。

当初、北朝鮮工作員は旅団の作戦計画と大隊の作戦計画を要求したが、A大尉は自身が接近できる地域隊の作戦計画を伝送したと、軍検察は把握した。A大尉は地域隊の作戦計画のほか「陸軍保安守則」など機密5件も流出したという。

その後、A大尉は韓国軍合同指揮統制体系(KJCCS)ハッキングのための装備、すなわち「ポイズンタブ」を設置する指令を履行して摘発され、未遂に終わった。

A大尉は北朝鮮工作員から約4800万ウォン(約480万円)分ビットコインを受けて軍機密を流出し、軍の核心ネットワークのハッキングまで試みたと、軍検察は把握した。

A大尉は北朝鮮工作員と接触することなく知人の紹介でつながり、テレグラムで連絡を取った。北朝鮮工作員は自身を「朝鮮族ブローカー」として名前を公開せず、テレグラムのID「ボリス」だけをA大尉に露出した。

ボリスは北朝鮮の対南工作部署偵察総局傘下のサイバー担当部署「110号研究所」、いわゆる「技術偵察局」の下部組織で、不法サイバー賭博組織を運営し、現役軍人を抱き込んで韓国の軍事機密を収集する北朝鮮ハッカー部隊所属の工作員と起訴状に記録された。

一方、軍当局はA大尉の事件の後、緊急保安点検を実施し、400余りの作戦部隊で秘密紛失事例が300件ほど摘発された。

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