「LE SSERAFIMのキム・ガラムは外せ」尋常でないファンダム…HYBEの複雑な事情(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.24 11:34
しかし、HYBEの「本当の問題」はこれでないかもしれない。それよりは、作られたばかりのLE SSERAFIMのファンダムの反応が尋常でない。グループが何をしても「キム・ガラムイシュー」が吸い込んでいる。約28万人が加入したWeverseのLE SSERAFIMコミュニティでは「5人組LE SSERAFIM」にしてほしいという意見とHYBEの対応を叱責するコメントが毎日数十件ずつ書き込まれている。特に、サクラとキム・チェウォンのような「経歴職メンバー」のファンの不満が大きい。自分たちのアイドルが被害を受けたという理由からだ。苦境に立たされたメンバーを守るべきだという意見も見えるが、少数だ。
K-POPはファンダムの影響が大きいジャンルだ。新人グループはファンの情熱と消費によって成長する。ファンは好きなアーティストを広く知らしめる「営業活動」を辞さず、2~3次コンテンツの生産に熱心だ。だが、彼らの格別な主人意識は時には恐ろしい圧力になる。音楽やルックスに対する意見を提示するのはもちろん、投入予算や所属事務所の働き方にも関心を持つ。翌月発売予定のBTS(防弾少年団)の9周年記念アルバム『Proof』に違法撮影と女性暴行の疑いで裁判を受けている歌手チョン・バビの曲が収録されるという事実が知らされ、一部のファンが不買運動を行っているのもこのような場合だ。
このような状況なのでHYBEのLE SSERAFIM解決法は複雑にならざるを得ない。マネジメント契約関係で所属事務所はアーティストに問題が生ずる場合、これを解決して保護する義務がある。さらにはキム・ガラムはまだ未成年者なのでさらに用心深いアプローチが必要だ。結局、「持ちこたえて対応」「沈黙」以外にHYBEが使えるカードが多くないということだ。業界によると、HYBEは現在、LE SSERAFIMのメンバー交代や5人組への転換を検討していない。