臀部が露出した下着状の短い下衣を穿いて釜山広安里（プサン・クァンアルリ）などの市内街に出没していた４０代男性に罰金刑が宣告された。

昌原（チャンウォン）地方裁判所刑事６単独は、軽犯罪処罰法違反（過多露出）容疑で起訴された男（４３）に罰金１５万ウォン（約１万５４００円）を宣告したと２５日、明らかにした。

男は昨年３月１８日、釜山海雲台区（ヘウンデグ）や水営区（スヨング）にあるカフェを訪れ、Ｔバックパンティのような形の臀部が露出した女性用ホットパンツを着用した状態で身体部位を露出した。翌日には釜山北区のカフェ、同年１０月１６日には釜山機張郡（キジャングン）あるショッピングモール内のカフェにも同じ姿で現れた。

その他にも男は過去１０年間、このような姿で慶尚南道昌原（キョンサンナムド・チャンウォン）や忠清北道忠州（チュンチョンブクド・チュンジュ）などにも出現していたことが分かった。当時、各種オンライン掲示板には男の姿が撮影された写真が投稿されて「Ｔパンティ男」と呼ばれてイシューになっていた。

公開された釜山カフェ内の防犯カメラのキャプチャー写真を見ると、男は白シャツと見られる上衣に臀部がほぼ露出した短い黒の下衣を着用していた。男はこのような身なりでカウンターでコーヒーを注文してショップ内を歩き回った。

これに関連してＳＢＳ（ソウル放送）『気になる話Ｙ』のインタビューに応えた男は２０１２年から約１０年間、“下衣失踪ファッション”で全国に出没していたことについて「下着ではなくホットパンツだが（Ｔ）パンティ男と呼ばれて悔しい」と明らかにした。

また「淫乱行為が目的ではなかった」とし「私は正常で、（ホットパンツ衣装も）ファッションだ」と強調した。

昨年３月、この男の姿を見たある市民がこれを警察に通報したことによって男は警察に立件された。警察は公然淫乱罪を検討したが、実際男が着用していた下衣はＴパンティではなくホットパンツであることが調査で分かり、軽犯罪処罰法違反容疑が適用された。

裁判で男は過度な露出ではなかったとして処罰対象ではないと主張をしたが、裁判部は男の抗弁を受け入れなかった。裁判所は「当時露出があった場所、露出経緯、露出に対する周辺の人々の反応をはじめ、行為当時の被告人の臀部がほぼ現れていたものと考えられる事情などに照らしてみると、公開場所である室内カフェで公然と臀部を露出させ、他人に恥ずかしい思いをさせたり不快感を与えたりしたと判断される」と量刑の理由を明らかにした。