俎上に載せられたCJ「芸能政治」…文支持者も尹支持者も批判(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.22 13:41
過去の保守政権がCJの進歩寄りの社風を問題視した反作用という解釈もある。tvNコメディ番組『SNLコリア』は2012年第18代大統領選挙を控えて朴槿恵(パク・クネ)当時セヌリ党候補を風刺する内容を放送したことがある。また、同年CJエンターテインメント(CJ ENM映画事業本部)が投資・配給した映画『王になった男』は光海君を改革君主として描いた。当時、文在寅(ムン・ジェイン)民主党大統領選候補が観覧した後、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を連想させるとして涙を流して話題になった。人権弁護士の一代記を描いて盧武鉉大統領を連想させる2013年映画『弁護人』にCJグループ系列会社のCJ創業投資(現タイムワイズインベストメント)が投資した点もひっかかる。翌年の『国際市場で逢いましょう』など保守カラーを帯びた映画の配給に出たが、CJが朴槿恵政府に嫌われたという話が当時政界・文化界で公然と語られた。
実際、朴槿恵元大統領が2014年孫京植(ソン・ギョンシク)CJグループ会長に会って「CJの映画・放送が政治的に偏向している」という趣旨で不満を表わし、これに対し孫会長が「申し訳ない。方向を変える」と答えた事実が2017年特検を通じて明らかになった。このように過去の保守政権で圧迫を受けた経験が新しい保守次期大統領の芸能出演要請の受け入れにつながったのではないかということだ。