春になっても減らないエネルギー輸入額…4月も貿易赤字か=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.11 11:10
韓国の4月上旬の貿易収支が大規模赤字を記録した。暖かくなってきたにも関わらずエネルギー輸入額が減らなかった影響が大きかった。ロシアのウクライナ侵攻事態が長期化し、国際原油価格などのエネルギー価格が下がらないためだ。このような傾向が続けば、今月の全体貿易収支も先月に続き赤字になる可能性が高いという懸念が出ている。
11日、韓国関税庁は今月1~10日の輸出額が153億ドル(約1兆9077億円)で1年前と比較して3.0%(4億4000万ドル)増加したと明らかにした。同じ期間、輸入額は189億ドルで12.8%(21億4000万ドル)増えた。輸出額より輸入額が大幅に増えて貿易収支は35億1900万ドルの赤字を出した。通常、輸出額は月末に近くなるほど増える傾向がある。このために月初めに貿易収支が赤字でも1カ月の全体輸出入額をすべて集計すれば黒字に戻る場合が多い。