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2050年の道には「韓国の桜」飛ばそう…「桜の解放」に取り組む人々

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.11 09:24
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桜は韓国の花なのか、日本の花なのか。正解は、どちらも正しい。

韓国のワンボンナムと日本のソメイヨシノは、互いに遺伝的に異なる別種だ。2つの木は母系の木は同じだが、父系の木が異なる。日本のソメイヨシノは、シダレザクラを母系とし、オオシマザクラを父系とする。

 
韓国済州(チェジュ)のワンボンナムは、母系はシダレザクラでソメイヨシノと同じだが、父系がヤマザクラだ。DNA研究の方法論が開発されてから、2014年に成均館(ソンギュングァン)大学生命科学科のキム・スンチョル教授のチームをはじめとする研究者らがこれを突き止めた。

◆韓国の桜・日本の桜「お父さんが違います」

ワンボンナムの原産地は長らく論争の対象だった。1908年、フランスの宣教師エミール・タケ神父が漢拏山(ハルラサン)の北にある観音寺(クァヌムサ)の裏山でワンボンナムの自生地を発見し、初めて学界に報告した。1932年、東京大学の小泉源一博士が漢拏山の自生地を確認し、「日本の桜は韓国から渡ってきたもの」と発表した。1962年、パク・マンギュ博士がこれを再確認し、「ワンボンナムの原産地はやはり漢拏山」という説が定着した。「桜は韓国の花」という命題は少なくとも数十年間は学界で事実だった。

そのため、桜は「倭色(日本風)」の象徴のように考えられるのと同時に、「韓国から渡った花を日本がまるで自分たちの花のように横取りしている」という相反する認識の中に置かれていた。

◆今、窓の外に見えるのは「日本のソメイヨシノ」

ただ、現在韓国に植えられている桜は、大半が日本のソメイヨシノだ。済州島産ワンボンナムは漢拏山の中腹に200本あまりと全羅南道海南(チョルラナムド・ヘナム)など国内の一部地域でのみ生育している。

今年2月18日に正式に発足した社団法人「ワンボンナムプロジェクト2050」は、樹齢が尽きた日本のソメイヨシノを韓国のワンボンナムに植え替える事業を推進している。生態学者、園芸専門家、ジャーナリストなど111人が集まった。

「ワンボンナムプロジェクト2050」の初代会長を務めたシン・ジュンファン元国立樹木院長は、「ワンボンナムの樹齢は60~80年。樹齢を終えた木を植え替えれば、2050年頃には今植えられている木々が老衰し、自然に韓国のワンボンナムに更新できるとみている」と話した。

この作業のため、4日、「ワンボンナムプロジェクト2050」はソウル永登浦区汝矣島(ヨンドゥンポグ・ヨイド)で第一回生態調査を行った。国会と汝矣西路(ヨイソロ)にある桜の木計636本を全数調査した。そのうち94.3%が日本のソメイヨシノで、韓国の桜は一本もなかった。

ワンボンナムプロジェクト2050事務総長のヒョン・ジンオ氏は「鎮海(チネ)、慶州(キョンジュ)などの桜の名所や抗日遺跡地、国会などを優先して生態調査を今後も行う予定」と述べた。

◆百年間余り歴史に苦しめられた桜

ワンボンナムプロジェクト2050は創立宣言文で、「醜い人間史に捕獲された桜を解放してあげなければならない」と述べた。桜が日帝強占期の間は日本の統治手段となり、解放後は韓国人に憎まれるなど、歴史から抜け出せない現実を皮肉ったのだ。

今はウェディング撮影場所としても人気の昌慶宮(チャンギョングン)に桜が植えられたのも日帝強占期の時だ。1971年、京郷新聞によると、夜の花見が始まったのは1926年だ。当時、朝鮮総督だった斎藤実が先任の総督、寺内正毅の無断統治に国民が激しく反発しているという報告を受け、その代案として行った文化統治の一環だった。

そのため、解放後は愛国志士や市民が桜の木を切ってしまうこともあったという。1986年の昌慶宮が「昌慶苑」から宮殿に復元する際は、日帝が植えた桜の木をなくすべきか、残すべきかについて意見が分かれた。1960年代から現在まで桜の木をアンズの木やムクゲの木に植え替えるべきだという主張は後を絶たない。

◆桜の「自然にいる権利」を返すためには

シン会長は「必ずしもソメイヨシノが悪いとは思わない。ただ、私達の先祖たちを苦痛に陥れつつ入ってきたのは明らかな事実」とし、「韓国にも固有種があるのに、子孫たちが日本の特産種を見つづけなければならないのは正しくないと思う」と述べた。また、済州のワンボンナムは自然交配種のため、人為的に交配したソメイヨシノより遺伝子の多様性が高く、気候変化への適応度も高いという。

シン会長は続けて、「木は木なりに生きてきた歴史があり、その歴史は我々よりはるかに深く長い」とし、「しかしながら、木は制度も権利もなく、韓国の人々からさえも誤解を受けてきた。『桜』が花咲く権利を取り戻してあげなければならない」と述べた。韓国は韓国なりに、日本は日本なりに桜の花を咲かせてこそ、はじめて桜を北半球の亜熱帯・温帯地方に分布する「自然」に置くことができるという意味だ。

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    2050年の道には「韓国の桜」飛ばそう…「桜の解放」に取り組む人々

    2022.04.11 09:24
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    済州市奉蓋洞(ポンゲドン)に咲く済州のワンボンナム。韓国の自生種のワンボンナムは、済州島と海南の一部地域で生育している。[写真 ワンボンナムプロジェクト2050]
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