ハイブリッド変異株「XE」「XJ」登場…「すでに韓国に流入したかも」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.07 09:01
従来のオミクロン株(BA.1)変異より感染力が強いステルスオミクロン株(BA.2)が韓国で優勢株になっているなか、世界の所々でBA.1とBA.2が再調合された新たな「ハイブリッド変異」が確認された。防疫当局は韓国国内ではまだこの変異が発見されていないと明らかにしたが、専門家は国内ですでにBA.1とBA.2がともに流行しているだけに再調合変異が出没する可能性が大きいとしている。
「XE」と呼ばれる新しい再調合変異は英国やイスラエル、台湾、タイなどで発見されている。特に、英国では現在600件以上のXE事例が報告された。XEはオミクロン株のBA.1とその下位系列であるBA.2が結合した再調合変異だ。BA.2の場合、BA.1より感染力が1.3~1.5倍強いと知られているが、世界保健機関(WHO)はXEがBA.2よりウイルス増殖速度が10%程度速いことが明らかになったと発表した。ただし、従来のオミクロン株変異と感染力、重症度で大きく変わらず、ギリシャ語アルファベットに命名されずにオミクロン株の下位変異に分類された。