頂点に達する前にステルス変異が襲った…韓国「テイリング」で非常状態(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.23 08:58
17日、60万人台に高騰した新型コロナ新規感染者数が4日連続で20~30人台を維持している。韓国政府も今週が頂点に通過するかどうかを判断できる分岐点になるだろうという立場だ。中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は22日「毎週現れていた大幅の(感染者)増加推移が現れず、停滞している」としながらも「流行が本格的な減少傾向に転じるかは今週の状況を見守ってこそ判断することができる」と話した。このような中で韓国に先立ってオミクロン株の流行が過ぎた欧州や米国で最近再び新型コロナが拡大するという不安が広がっている。
「短い沈黙の期間が間もなく終わるかも」。オミクロン株より感染力が1.5倍強いステルスオミクロン株(BA2)が広がる中で、これに先立って防疫措置を緩和したツケが回ってきている。ニューヨーク・タイムズは今の新型コロナ安定期を「短い沈黙の期間」(the brief period of quiet)と名付けた。「米国の現状況は見かけに日常に戻ったかのようだが、この短い沈黙の期間はすぐ終わるかもしれない」とし「このような見通しは英国、フランス、ドイツなど西欧諸国を見るとはっきりと分かる」とした。