『韓国の不幸な大統領』著者が次期大統領に呈する苦言(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.05 08:47
--ロシアは結局、ウクライナを侵攻したが、韓国の政界は我田引水の解釈で政争の素材にしている。ウクライナ事態からどんな教訓を得るべきか。
「冷戦が終わって世界は前に進んだ。これから戦争はなく、自由な世界秩序の中で自由貿易で繁栄を追求できると考えた。ところが過去に戻った人がいる。プーチンや北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)のような人物だ。ロシアは旧ソ連時代の強大国に戻ることを望んでいるが、他の能力はないため手段は軍事力だけだ。軍事力の時代は過ぎたと考えなければいけない。第1次世界大戦は残酷だったため二度と戦争はしないと反省もしたが、なぜ第2次世界大戦が起きたのか。世界はいつも後ろに戻り得るという点を認識しなければいけない。南北間も同じだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領はもう南北体制競争は終わったと述べたが、金正恩に尋ねれば『誰が勝手に決めたのか』と言うだろう」