アントニー・ブリンケン米国務長官は２日（現地時間）、ロシアのウクライナ侵攻にともなう制裁に韓国政府が参加したことに「米国と韓国はウクライナへの支持で肩を並べている」と明らかにした。

ブリンケン長官はこの日、声明で韓国政府のロシアへの経済制裁に対して「これは規範に基づいた国際秩序を守ろうとする韓国の献身を見せる」と評価した。

また「韓国は国際銀行間通信協会（ＳＷＩＦＴ）決済網で選ばれたロシア銀行を退出し、ロシアの主要銀行との取引停止など制裁を取ることでロシアを世界金融および技術貿易で孤立させようとする国際的な努力を支援した」ともした。

また「韓国の備蓄油放出は国際エネルギー市場の安定に向けた努力にも貢献するだろう」とし、「両国の共同行動は団結を見せ、ロシアのウクライナ侵攻に対する米国や韓国、わが同盟およびパートナーの決心を確認する」と強調した。

さらに「米国は緊急人道的支援に追加で１０００万ドル（約１１億５０００万円）を約束することでウクライナ国民を助けるための韓国の献身を歓迎する」と明らかにした。

これに先立って、韓国政府はこの日、ロシア銀行のＳＷＩＦＴ排除を含んで米国をはじめとする主要７カ国（Ｇ７）と欧州連合などの対ロシア制裁を施行し、戦略物資に対する輸出遮断など事実上独自措置も取るという立場を明らかにした。