【グローバルアイ】ウクライナと日本の選択
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.01 15:37
「エネルギー分野での協力を含め、日露関係全体を発展させていく」。
年初に岸田文雄首相が国会で行った施政方針演説にはロシアに対する「求愛」が見られた。「平和条約締結」「交渉」「発展」など前向きな文言が並ぶ対ロシア政策の直後、「一貫した立場に基づき、適切な対応を強く求めていく」という韓国に関するわずか一文が登場し、苦々しい思いをした記憶がある。ロシアが実効支配するクリル4島(日本名・北方領土)の返還という目標の下、日本はロシアに融和的な姿勢を見せてきた。2014年にロシアがクリミア半島を併合した当時、米国と欧州が制裁を宣言した後もしばらくためらい、事実上、弱い措置を取る「独自外交」を見せた。