リッパート元駐韓米国大使が３月からサムスン電子北米法人の副社長を務める。

サムスン電子は１７日、リッパート元大使が北米地域の対外業務を総括する北米対外協力チーム長として合流すると明らかにした。

リッパート元大使は米政府と議会、業界などを対象にした業務を担当する予定だ。

サムスンはリッパート元大使が立法や規制の動向と政策を企業とビジネス戦略に結合するのに助けになると期待している。

サムスンは「リッパート氏は検証されたリーダーであり有能な外交官。サムスン電子北米法人に、数十年間の公共政策経験だけでなく地政学が米国内ビジネスに及ぼす影響に対する深い理解を提供するだろう」と説明した。

リッパート元大使は「サムスン電子北米法人は４０年以上米国の技術リーダーシップを主導しており、韓米経済関係の核心。米国と世界で技術の未来を持続して形成する革新に投資する企業に合流することになり誇らしい」と話した。

リッパート元大使はオバマ政権時代の２０１４年から２０１７年１月まで駐韓大使を務めた。その後はボーイング副社長、ユーチューブのアジア太平洋地域政策総括などを歴任した。

彼はオバマ元大統領が上院議員だった２００５年に補佐官を務め、オバマ政権では国防総省アジア太平洋担当次官補、国防長官秘書室長などを務めた。

リッパート元大使は駐韓大使在任当時に韓国に格別の愛情を現わした人として知られる。２０１５年３月の講演会で凶器で襲われ負傷した時も韓米同盟の象徴スローガンである「ともに行きましょう」と話して話題を集めたりもした。

また、駐韓大使時代に生まれた長男に「ジェームズ・ウィリアム・セジュン・リッパート」と名付け、韓国式のミドルネーム付けたことでも有名だ。