【時視各角】任期末の「文在寅外交」が進むべき道
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.15 10:03
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は強情だという。文大統領の腹心という楊正哲(ヤン・ジョンチョル)元民主研究院長までこのように話した。「文大統領が盧大統領より意地がはるかに強い」と。その上で「文大統領は表向きは繊細で弱い方のようだが、中身ははるかに強く堅固な方」と付け加えた。
脱原発政策ほど彼の意地が感じられる分野が外交・安全保障だ。任期満了を3カ月後に控えて外交全般に対する文大統領の考えが最近明らかになった。内外の通信社8社との合同書面インタビューでだ。ここで彼は水泡に帰した終戦宣言の有用性と現実の可能性を依然として強調した。「終戦宣言は敵対関係終息と相互信頼を増進させ非核化と平和の制度化に進む過程で有用性がある」と。彼は米国が心から終戦宣言を望んでいると信じているようだ。「いま韓米間では北朝鮮に提示する終戦宣言の文案まで意見一致をみた状態」と明らかにしたのがその証拠だ。そして文大統領は「終戦宣言ができる環境をさらに成熟させて次の政権に譲り渡したい」ともした。