【グローバルアイ】「むしろ菅前首相の方が良かった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.08 10:26
新型コロナウイルス感染者が1日2万人ずつ出ている東京は一見平和だ。銀座の百貨店は昼間でも混雑し、夕方の新橋には営業終了の9時までに酒を飲もうとする会社員が集まる。同じビル内で感染者が出たという話がほぼ毎日聞かれるが、もうだれも驚かない。
だがこの平和ははらはらする。週末に頭が痛くなり新型コロナの自己診断キットで検査をしてみようとした。自宅周辺の薬局3~4カ所を回ったが、どの店も品切れだった。日本政府はオミクロン株患者の急増に対応するとして重症化の可能性が少ない人は自宅で自分で検査した場合も感染者と認定することにした。しかし検査したくてもすることはできない。翌日頭痛は少し良くなったので違うのだろうと判断した。
ワクチン2回接種後6カ月が過ぎたがブースター接種を打つこともできない。日本政府は当初どういう基準なのか2回目の接種から8カ月後以降にブースター接種を打つものと決めたためだ。オミクロン株が急拡散するとその期間を2回目の接種後7カ月とし、さらに6カ月に短縮したが自治体の対応は遅かった。やっと接種券を受け取り予約サイトに入れば64歳以下は3月1日から接種が可能だと出ている。日本のブースター接種率はようやく6%程度。モデルナ製を打とうとする人がおらず、一部接種会場はがらがらに空いているというのになぜ予約を受け付けないのか。