韓国、オミクロン株発の大拡散開始…きょう9000人前後の可能性(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.25 07:13
韓国政府はオミクロン株対応体系拡大時点をまだ秤にかけている。疾病管理庁の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)長官は24日、「1月末、2月初めごろをメドに準備している」と触れるにとどまった。政府は対応余力にはまだ余裕があるとみている。現在、高齢層の感染者比重(8.6%)は急増しておらず、重篤患者数が当面はゆるやかな速度で増えると予想した。オミクロン株対応段階ではむしろ低危険群の患者を防疫網できめ細かくすくい上げることができず統制力がやや緩んでしまう点が悩ましい。
当初の政府の予想よりもオミクロン株の拡散スピードのほうが速くなり、現場の準備が十分に整わなかったのではないかという指摘もある。政府は地域内の病院・医院中心の診断・治療体系を予告したが、まだ医療界と協議中だ。中央事故収拾本部関係者は「全国的に対応体系を拡大する時は呼吸器クリニックだけでなく一般の病院・医院も診断に参加することを含めるべきだが、議論があまり進まなかった」とした。ソウル内科開業医Aさんは「マスクを取った感染疑い患者を診療しなければならないのに、選別検査所のように室外でもない状況で感染管理に自信がない」と話した。