反面、李候補は昨年１１月第一野党である国民の力の大統領候補が確定した後、引き続き３０％ボックス圏内に留まっている。これに対しては「『政権交代』の世論が『政権維持』の世論より高かったことと無関係ではない」という分析が出ている。

今回の調査で「政権交代」と「政権維持」の中で選択してほしいという質問に５６％が「政権交代」を選択、「政権維持（３６．７％）」を圧倒した。文在寅（ムン・ジェイン）大統領が「上手くできていない」と答えたのも５４．７％で、「上手くできている」４１．２％よりはるかに高かった。

安哲秀候補の支持率は１３．５％だった。安候補は尹候補との一本化を仮定した３者対決でも強い勢いを見せた。「安候補と尹候補が安候補に一本化する場合、李在明、安哲秀、沈相ジョンの中で誰を支持するか」という質問で李候補３５．７％、安候補４３．６％、沈候補８．１％となった。

これは安候補が尹候補と一本化しない場合より李候補に対してより大きい支持率の格差を示すこので注目される。一本化しない場合には李候補３９％、尹候補４２．５％、沈候補９．１％だった。

尹候補と安候補の中で好む単一候補では安候補４８．１％、尹候補３９．６％で安候補が８．５％ポイントリードした。これは李候補の支持層（民主党支持層６９．６％、進歩傾向の支持者６９．２％）で、単一候補で安候補を挙げる場合が多いためだ。

ただし、安候補を支持する人の中で支持候補を変える可能性もあると答えた比率が６０．３％にもなる点は負担要因だ。李候補と尹候補では同じ回答の割合が２０．５％、２４．４％にとどまったことに対し、安候補は支持層が硬くないわけだ。

政党支持率は国民の力３７．９％、民主党３２．５％、国民の党５．６％、開かれた民主党３．９％、正義党３％などだった。

今回の調査は全国満１８歳以上の５６７８人に通話を試みて１００１人が答えた。回答率は１７．６％だ。調査員と直接対話する有線、無線電話インタビューで実施し、無線８７．８％、有線１２．２％だ。標本は通信社が提供した携帯電話の仮想電話と有線ＲＤＤ標本フレームで無作為抽出した。昨年１２月行政安全部の住民登録人口の基準にともなう性別・年齢・地域別加重値付与方式で加重値を産出し、適用した。

標本誤差は９５％信頼水準で±３．１％ポイントだ。詳しい内容は中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できる。

李在明３４．９％尹錫悦３６．１％…韓国大統領選４９日前にひっくり返された（１）