【中央時評】ウイルスの謎(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.03 15:17
コロナパンデミックで論文も急増した。世界最大の学術論文データベースプラットフォーム「Scopus」によると、2021年8月基準でコロナ関連の論文は21万件、著者は72万人余りだった。おかげでmRNAワクチンなど史上初の成果はあったが、大流行は第5波として襲っている。米国・英国・フランスなどで感染者が急増している中で日本の状況は特異だった。昨年7月の東京オリンピック(五輪)の時に急増したコロナ患者が11月から一日100人以下に急減したのだ。12月末7日間の平均基準で日本約300人、米国約38万人だ。ワクチン接種率と類型(ファイザーとモデルナ)、検査件数、自然的集団免疫、低い肥満度などの多くの推測が飛び交ったが「分からない」ということでコロナの謎となった。
2020年、山中伸弥教授(2012年幹細胞研究でノーベル生理学・医学賞受賞)は日本人の特異な遺伝的素因のためコロナ感染者数が少ないとみて「ファクターX」と命名した。理化学研究所は日本人の6割が持つ特定白血球抗原(HLA-A24)が手がかりになると推定した。コロナウイルスの風邪をひいた後にできた免疫で、T細胞が新型コロナ感染細胞を殺すという仮説だ。