コーヒーを除いて全部上昇…尋常でない新年の物価=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.03 10:03
新年早々から流通・食品企業が消費財の価額上昇に出た。専門家らは昨年10年ぶりに最高に上がった物価上昇の勢いが少なくとも上半期まで続くものと予想している。肉類の価格は10~20%ほどさらに上昇するものとみられる。
2日、流通業界によると、主な加工食品価格は新年初日から相次ぎ上がっている。コンビニの東遠(トンウォン)両班お粥の価格が15%上昇し、毎日乳業のカップコーヒー価格は200ウォン(約20円)上がった。コカコーラ(旧韓国ヤクルト)が販売するコンビニのヤクルトも価格が100~200ウォン引き上げられた。家具大手「イケアコリア」は今月から全体製品の20%に該当する収納棚・ベッド・食卓・ラグの価格を平均6%ほど引き上げると発表した。米国ファッションブランド「ポロラルフローレン」と「ヴァンズスニーカー」も一部品目の価格を最大32%引き上げた。企業は原材料費・物流費・人件費など諸般費用の増加でやむを得ない決定という立場だ。延世(ヨンセ)大学経済学科のソン・テユン教授は「原材料の価格上昇とサプライチェーンの悪化などにともなう世界的な経済環境とともに国内の最低賃金の引き上げによる労働費用の上昇も重なり、企業の生産費用が増加している」として「価額上昇の圧迫は一時的でなく、引き続き大きくなる可能性がある」と説明した。