ロンドン「重大事態」宣言…英国「今月末には一日200万人がコロナ感染も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.20 09:26
オミクロン株が拡大している英国で、年末には新型コロナへの感染者数が一日あたり最大200万人に達するかもしれないという暗鬱な見通しが伝えられた。18日(現地時間)、英紙ガーディアンによると、非常時科学諮問委員会(SAGE)など英国政府顧問の科学者は「今すぐ(プランB以上の)追加制限措置を導入しなければ一日あたりの感染者数は今月末までに60万から200万の間に達する状況になるかもしれない」と警告した。入院は一日3000人から1万人の間でピークに達し、死亡者数は一日600人から6000人になるかもしれないとしながらだ。
首都ロンドンは「重大事態(major incident)」を宣言した。これは地域当局や応急サービス、国民保健サービス(NHS)などが特別措置を講じる場合がある深刻な状況や事態を意味する。救急サービスや病院医療サービスが正常な水準の対応を保障できないという意味でもある。BBCによると、ロンドンのサディク・カーン市長は「オミクロン株は今ではロンドンの『主要変異株』であり、都市全域の救急サービスに影響を及ぼしている」と述べた。カーン市長はこの日基準で「過去24時間で、ロンドンで新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)パンデミックが始まって以来、最も多い新規事例(2万6000人以上)が発生した」と明らかにした。続いて「入院率も上昇しているが、病院のスタッフ不足も深刻な水準に達している」としながら「話し合いを重ねた結果、重大事態を宣言することにした」と明らかにした。