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【コラム】ロシア軍精鋭10万人兵力を国境に集結させたプーチン大統領の思惑(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.08 14:02
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長い間忘れられつつあった「スーパーパワー」ロシアが帰ってきた。実際、ロシアは米国と中国のG2体制で疎外され、関心事の圏外に遠ざかっていた。1991年12月25日にミハイル・ゴルバチョフ氏が大統領から退きながら解体したソ連を継承したロシアは過去30年間、歴史の裏道に押し出された。

苦難の30年間が過ぎた今、ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、自国の人権・民主主義とウクライナへの介入を問題視する米国・欧州に対して猛烈に対抗している。天然ガスなどエネルギー資源とこれまで開発・蓄積してきたハイブリッド戦術を前に出しながらだ。プーチン大統領はこれを通じて、米国と中国の対決に縮小されてきたグローバル覇権競争構図の中でロシアの存在感を強め、勢力均衡の軸を移動させようとしている。

 
米中競争に集中するために戦列の整備が急がれるバイデン米大統領は6月、スイス・ジュネーブでプーチン大統領と会い、「核兵器を保有するオートボルタ(1人あたりGDP792ドルのアフリカのブルキナファソの旧名)になってはいけない」と忠告した。核兵器と弾道ミサイル、宇宙ロケットまで保有しながらも経済力は相対的に劣悪なロシアに対し、中国の肩を持たずに実利を求めるべきだと忠告したのだ。しかしプーチン大統領はこの発言を聞いて行動を変えるどころか、米国と西欧をを相手に本格的な反撃を準備した。

ロシアに翼を与えたのは原油価格の上昇だ。今年に入って西欧では風と日照量の不足で再生可能エネルギーの生産が急減したほか、オランダのガス田が地震誘発問題で稼働を減らし、国際エネルギー価格が暴騰した。原油はドバイ産基準で1月の1バレルあたり49.81ドルから8月初めには80ドルを超えた。米国のバイデン大統領が11月23日に戦略備蓄油50000万バレルの放出を命令し、主要消費国の韓国・中国・日本・インド・英国なども後に続いたことで原油価格は一時安定を取り戻し、7日には68.91ドルとなった。

米連邦エネルギー管理庁(EIA)によると、ロシアは世界最大47兆8050億立方メートルの天然ガス確認埋蔵量を誇る。2020年の米中央情報局(CIA)のファクトブック基準で、1999億立方メートルの天然ガスを輸出し、世界1位だ。米国が1495億立方メートル、カタールが1437立方メートル、ノルウェーが1129億立方メートル、オーストラリアが1022億立方メートルで後に続く。エネルギー価格の上昇はロシアに新たな自信を与えるのに十分だ。

天然ガスの国際価格も暴騰した。米国産を基準に1月4日の1MMTtu(熱量単位)あたり2.581ドルから8月初めには6ドルを超えたが、10月以降は6ドル前後に落ち着き、今月7日には3.758ドルまで下がっている。天然ガス埋蔵量と生産量・輸出量で世界1位のロシアには好材料だ。こうした状況でウクライナは9月、自国でNATO(北大西洋条約機構)と連合軍事訓練を実施した。ロシアは「レッドラインを越えた」と抗議し、米国のバイデン大統領は「レッドラインはない」と語った。すると11月に入ってロシアはウクライナ国境近隣に10万人に近い兵力を配置し、来年初めにはその規模が17万人を超える見通しだ。

ソ連から分離したウクライナだが、ロシアとは競争関係にある。20世紀の共産革命以降、多くの被害を受けながら感情が悪化した。こうした状況で2014年、ユーロマイダンのデモで民主化に成功したウクライナの国民が、欧州連合(EU)とNATOへの加盟を要求すると、国境を挟むロシアが不満を表した。ロシアは2014年、ウクライナが領有してきたクリミア半島を併合し、このため西側から経済制裁を受けてきた。ウクライナ東部で親ロシア分離主義者が起こした反乱の「ドンバス戦争」が続いたが、ミンスク合意で現在は休戦中だ。

このようにかろうじて平和を維持してきたウクライナとロシアの国境にロシアの大軍が集結し、緊張が高まっている。ワシントンポスト(WP)はロシアが40個の大隊戦術グループ(BTG)を国境に配置したと報じた。米陸軍の軍事教理・訓練を担当する陸軍諸職種協同センター(USACAC)傘下の外国軍事研究室(FMSO)によると、BTGとは自動車化歩兵大隊や機甲大隊に戦闘工兵・防空・偵察・通信・情報・医務・補給部隊などを結合し、陸軍作戦の大部分を独自に駆使できるよう編成した部隊をいう。

【コラム】ロシア軍精鋭10万人兵力を国境に集結させたプーチン大統領の思惑(2)

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