韓国、1カ月間でコロナ死亡者1000人超えて病床待機1000人迫る(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.07 07:28
6日午後2時、ソウル江西区麻谷(カンソグ・マゴク)選別診療所。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)検査を待つ列が1キロ以上になった。オリニチプ(保育園に相当)のカバンを持った子ども、制服姿の中・高校生、会社員ら検査を受けようとする人々で混雑していた。一日4000~5000人台の感染者発生が続き、首都圏の各検査所の様子はこのように変わった。数時間待つのが基本だ。
検査者・感染者の爆発的増加で首都圏の医療対応力に対する感染者数は100%を超えた。医療体系が事実上崩壊の危機に面している。まともに治療を受けることができなかった死亡者も続出している。
中央防疫対策本部によると、この日午前0時基準で新規患者は4325人と集計された。月曜日基準で歴代最多となる。接触者の分類も遅れている。会社員のチャンさん(40)は「6日、子どもの塾の同じクラスから感染者が出てきたが、防疫当局から何の連絡も受けられなかった」と話し、不安そうな表情だった。ある感染者はインターネット掲示板に「日曜日に感染が分かったが主人(密接接触者)には木曜日になって連絡がきた。全体的に遅れているようだ」と書き込んだ。患者急増のために「早期検査-追跡-隔離」が核心のK防疫は麻ひ状態だ。