韓国警察庁長の独島訪問に日本が強力反発…韓日米の3角協力揺れる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.19 07:18
今月17日(現地時間)、米国ワシントンで予定されていた韓日米外務次官共同記者会見が独島(トクド、日本名・竹島)問題を巡る日本の不参加で取りやめとなった。この日、韓日米協議の後、米国のウェンディ・シャーマン国務副長官だけが単独でブリーフィングに臨むという異例の事態となった。「同盟重視」を掲げたジョー・バイデン政府が対中牽制(けんせい)次元で力を入れてきた韓日米3国協力の復元で韓日関係が「弱点」であることが新たに露呈した。
この日、日本外務省の森健良事務次官は韓日米外務次官協議開始前、韓国の金昌竜(キム・チャンリョン)警察庁長の独島訪問を問題にして共同記者会見に出席できないと通知した。韓日次官が一緒にメディアの前に立てば、独島領有権問題を囲る両側の異見だけが浮き彫りにされて3国協議の意味が埋没してしまう恐れがあるというのが日本の立場だったという。
金庁長が韓国領土である独島を訪問したことは正常だが、日本側は岸田文雄内閣発足直後に国会議員でもなく治安を総括する韓国政府高位当局者が独島を訪れたことを不快に思う雰囲気だ。岸田内閣としては、これを警察庁長一人の訪問ではなく「文在寅(ムン・ジェイン)政府」が葛藤戦線を拡大しようとする意図があると解釈した可能性がある。警察庁長は次官級で、日本も同級である外交次官の会見不参加で対応したものとみられる。